2012.03.19 Monday
卒園式
妻です。
昨日は娘の卒園式。
「Yちゃんオベントウもってヨウチエン行っとうんや!」
とサバを読んでいた二歳の頃。
産後間もない息子をお腹に抱いて参加した未就園児の「ひまわり学級」。
幼稚園の床で転んで泣いて、私は息子を抱いているがために娘を抱き起こすこともできず、「早く立って!」と叱責したね。
四歳の頃、初めて買ってもらった黄色い園バッグが嬉しくて、枕元に毎晩置いて寝ていたね。
初めて私の手を離れて、園児にもまれたまま姿を見失った一日入園。
http://railandhouse.tblog.jp/?eid=243875
あの時遊戯室いっぱいに響き渡る声で、園児達が歌ってくれた園歌。
その園児達の堂々とした生命感に圧倒され、感動して涙腺が熱くなりました。
そして二年後の昨日。
同じように子供達が園歌を歌います。
但し、歌ってくれたのは憧れの眼差しで見ていた上級生ではなく、我が娘たち。
心も体も二年分大きくなった姿で。
もう。
それだけでこみ上げて来ました。
「Oさんが泣いてるの見えて、つられそうになったわ!」
と、対面席の保護者に叱られました^_^;。
一人一人、名前を呼ばれ、園長先生から終了証書をもらいます。
大きな声で「ありがとう」と言えたね。
バックにはそれぞれの子供の二、三歳の頃の写真。
さらにスライドと終了児の「思い出の言葉」へ続きます。
春、夏、秋、冬・・・・。
たくさんの思い出。
楽しかったこと。
ちょっと苦しかったけど頑張ったこと・・・。
最後に終了児全員で、
「おとうさん!おかあさん!そだててくれてありがとう!だいすきだよ!」
と合唱されたときには、
もう・・・!もう!みんな「降参!」の白旗のごとく保護者席に涙をぬぐうハンカチがいっせいに揚がりました。
泣かせてくれるじゃないですか。先生方。
でも、その先生方も、泣いてたね。
式が終わり、今度は保護者から先生に。サプライズプレゼント!です。
事前に親子で作った紙のお花を、先生の首からさげた輪にひとつずつ結び、最後にお花の首飾りを作る、というもの。
娘と一緒に担任の先生の所に行きました。
娘は先生に声を掛けてもらい、終始うつむいています。
私が「先生に『ありがとう』いいなよ。」と促すと、突然娘の目から大粒の涙が・・・。
これにはさすがの親の私も驚きました。
ちいさな胸にいっぱい詰まったいろんな思いが、溢れたのでしょう。
はやくおおきくなれ。
はやく手をはなしたい。
そればかりを願ってもがいていた四年間。
けれどいざ手を離してしまうと、娘はぐんぐん自らの足で走っていきます。
その成長の早さに「さみしい」と感じるくらい。
今日は何をしようか。
どこに行こうか。
おひさまが時計だった四歳までのあの頃。
あの四年間が、豊かな土壌となって、今娘は葉を伸ばしている。
やがて花咲き、実を結び・・・・。
いろんな想いが重なって、胸が苦しい終了式でした。
お世話になった先生方、ありがとうございました。
そしてお父さん、お母さん、私が終了した日もきっと同じ気持ちだったでしょうね。ありがとう。
そして娘へ。
二年間幼稚園楽しくかよってくれてありがとう。
すてきな一年生になってね。