2006.04.24 Monday
夕暮れ
妻です。「夫ブログファン」の皆様(いるのか?もしいたら・・・)ごめんなさい。主人は花粉症か風邪か分からない疾病に倒れました。
さて、私は現在、兵庫県の童謡にも歌われた夕日の美しい町に住んでいます。けれど私の故郷、新潟もなかなか夕日の美しい所です。
「春はあけぼの」で始まる枕草子に「夏は夜」とありますが、私の中では「夏は夕暮れ」です。
高校生の頃、些細な事で姉と喧嘩し、家を飛び出したことがありました。蒸し暑い夏の日でした。夕暮れになり、ひとすじの清涼な風に乗って、何処からか蝉の鳴き声が聞こえてきました。空を見ると強烈な茜色でした。家路に着くと電話が鳴っており、出てみると、従姉妹に赤ちゃんが産まれたことを知らせる内容でした。
「夏は夕暮れ」。娘が七月産まれだと知った時、「夕」の字を一字使う事を決めました。
未だに聞かれます。「夕方産まれですか?」・・・違います。深夜一時に産まれました。