Zakkan　（雑感）

翌日は境港の海産物市場を経由して、中海（宍道湖につながる湖）に浮かぶ「大根島」へ。今は橋が架っている。この島は火山の隆起で出来たもの。ここは二回目。当時は八束町だったのが、合併して松江市になっている。
この島では、江戸時代より高麗人参を栽培しており、高価な人参だと分からないように、大根だと言って出荷したのが大根島という由来らしい。
島内に「由志園」という庭園があり、日本庭園と牡丹で有名。屋内でも通念栽培している。金屏風をバックに、絵画を意識したような配置だ。中島千波の牡丹作品も少しある。足立美術館より良い画だった。

皆さん（団塊世代の女性がメンバー半数）前回に引き続き行く先先で土産を買いあさる。カニ、菓子、高麗人参石鹸、牡丹の苗、野菜まで。そういえば、義母がこちらへ来た時ホームセンターで農作業品を購入したらしいが、似たような感覚か。
旅先で見物、飲食、この買い物が皆さんストレス解消らしい。

しかしヒラの私は落ち着かない。添乗員ではないが、あまり気を抜く訳にはいかない…。檄が飛ぶ前に。まあスポンサー付きなので文句は言えないが。

「次回もよろしくお願いします」

「ちょっと！今回が最後だから参加してと聞いたのに、どういうこと？」
N君が詰め寄る。これも仕事のうちとは云え大変だ。
無事に？終わって何より。
気楽に学生時代のメンバーで久しぶりに合宿等したいと思ったりもする。

昨年に引き続き、勤務先の幹部職員の方々と一泊貸切バス旅行。いつの間にかレギュラーメンバーになってしまった…。
今年は山陰・大山（だいせん）
初日は昼飯を兼ねて、足立美術館（島根県安来市）に立ち寄る。日本庭園と横山大観などの近世絵画がある。ここは過去に訪問したことがある。皆、関心が無いのか素通り。美術に興味のない人にウンチク言っても困惑されるので、口は開かなかったが、収蔵品は確かに貴重な資料だと思う。しかし「1300点の日本画を収蔵」と詠うからには、近世から近代の日本画壇の変遷みたいな物も見たかった。企画展があるかもしれないが。（単に平山郁夫や後藤純男の作品を見たかっただけかも…。）個人収蔵でこれだけの規模の美術館に、これ以上求めるのは贅沢だが。

三時頃、大山山麓のリゾートホテルへ。
飲めや騒げやで宴会芸アリ、前回以上に盛り上がった。

ホテルから米子市街地と日本海を望む。