2009.06.21 Sunday
あぶらげ
栃尾の「あぶらげ」通販で購入。
早速トースターで炙り、生姜醤油で食べる。
納豆を挟んだり味噌をつける食べ方もあるが、やっぱりプレーンがいちばん。
新潟県栃尾市(現在は長岡市に合併)は山に囲まれた静かな地で、山間部には棚田が広がる。上杉謙信が初陣を飾った栃尾城址もある。
この大きな「あぶらげ」(油揚げ)の由来は、馬の仲介人が商売成立の際、ジャンボ油揚げを肴に酒を酌み交わしたことから。
馬の売人を「馬喰」(ばくろう)と言う。それが新潟方言では訛って、馬喰さん→馬喰どん→「ばくろろん」となった。
栃尾鉄道という話は以前にしたが、もうひとつ、栃尾といえば「越後の奇祭」として有名な「ほだれ祭り」がある。
栃尾中心部から車で約20分、山古志村(現:長岡市)にもほど近い下来伝地区で毎年3月、新婚1年未満の花嫁が、高さ2.2メートル、重さ約600キログラムと日本一巨大な男性器形の道祖神である御神体に跨り、これを神輿として担ぎ地区内を練り歩くというもの。
「子宝」「安産」「縁結び」「五穀豊穣」を祈願している。近年は日本国外からも多くの観光客が訪れる祭となっている。
「ほだれ」とは「穂垂れ」つまり稲穂が実り頭が垂れ下がる状態を意味する。
お土産に御神体の瓶に入った酒や御神体を模した饅頭や飴があるらしいがあまり欲しくない・・。