Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
クレーム
「当店は4月に移転を予定しておりまして、この機会にぜひともお口座の開設をお願いしたいのですが、いかがでしょうか」

先日、B金融機関に行った際、担当者が声を掛けてきた。

「すでにあるけどね」

「そうですよね、T支店にお持ちですよね」

「よう調べたな・・まあ開設してもいいですけど」


と、言う訳でその担当者が勤務先に訪ねてきた。
とりあえず口座は開設することにしたが、カードローンも・・と言われたがていよく断った。


それは、このB金融機関への不信感。
一昨年までの支店長は、客の目の前で部下に暴言を吐く、罵倒する、禁煙店内でタバコをふかす・・映画「ミナミの帝王」みたいな輩だった。いや、まだ映画の竹内力のほうが上品だ。

<過去の記事>http://railandhouse.tblog.jp/?day=20080213

そのことを率直に話した。ゆえに、前担当者の時にも口座開設を頼まれたが、その支店長がいる店なので断った経緯がある。


「あの人は当行でいちばんコワいと言われるT村支店長でして、お客様からも苦情が多かったんです・・現在は本部に異動しました」


「あなた方の上司ですから言いにくいことでしょうが、私達もサービス業です。外来者の前であの態度は常識では考えられませんね。それに、今だから申し上げますが、T村支店長在任中は、通帳の記帳ミスなどが重なって窓口の方に苦情を申し上げたことがあるんですよ。あんなチンピ・・いや失礼、あのような態度の管理者で、明らかに職員の足元が乱れていたんじゃないでしょうか」


「まったく、仰せのとおりでして申し訳ございません・・・」


「部下は上司を選ぶことはできませんが、お客さんはお店を選ぶことができます。私は公共料金の振替などでお世話になっていますが、前任者ひとりのために貴行に失望しました。行名に「信用」を冠しておられますのに、残念ですね。
これは当法人からのクレームではなく、一個人の顧客の意見として一度申し上げたかったことです」


「申し訳ございません・・どうか今後ともよろしくお願いします」


「あなたが悪いんじゃないですよ。出来の悪い上司を持つ従業員は不幸で気の毒だと言いたいんです」


「いや、まあ、仰せのとおりで・・」


「移転先で心機一転に期待しますから」


「はい;ありがとうございます」


私もまた、この10数年、上から罵倒されたことは多々あるが、さすがに外来者の目の前ではなく別室だった。

取引をお断りしたいところだが、勤務先の取引なので仕方ない。
今回は敢えて声に出したが、黙って離れていった顧客は少なからずいるかもしれない。
B金融機関にとって、その損失は大きいのではないだろうか。

つい先月、社員教育の研修を開催してくれたSS銀行とこうも違うのか・・

以前も記したが「悪い評判を聞いた1名は、その噂を20名に流す」という。


ここで一句


“信頼は 金利に勝る プライスレス”
| Rail&Hand | - | 21:25 | - | - |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2024 >>
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE