2008.06.16 Monday
栗原
またしても大地震。今度は宮城・岩手県。
昨年の新潟県中越沖地震、能登半島地震に引き続き、近頃毎年のように災害が起こる。
甚大な被害の宮城県栗原市が報道されている。ここは10年前(1998年)に訪問した土地だけに驚きは隠せない。
もちろん「鉄」で、現在は廃止された「くりはら田園鉄道」(2007.3.31廃止)最初で最後の「くりでん」だった。
就職やその後のことを色々考えながらの道のりだったのを思い出す。
仙台から盛岡方向に国道4号を北へ、ほとんど岩手県境に近い場所。仙台のすぐ隣かと思いきや、結構遠かった。東北本線の石越から、鉱山の細倉を結ぶ鉄道。閉山後、「栗原電鉄」改め、第3セクターの「くりはら田園鉄道」となり、設備と電車の老朽化から1995年にディーゼル車化された。
「ササニシキ」の産地。田んぼの中をのんびり走る、まさに過疎の鉄道だった。車内に沿線の子供の絵画が飾ってあったが、乗客はほとんどおらず、しかも「鉄」は我々だけ。恐ろしく運賃が高く、経営の厳しさを伺わせていた。現地に到着したのは夕方前で、一層寂しさを募らせた。
皮肉にも、この鉄道の廃線跡を活用した地域振興のため、同地を訪問されていた鉄道博物館の学芸員の方が今回の地震の土石流に巻き込まれて亡くなっている。
地震大国日本。忘れた頃に災害がやってくる。いつも山間部の高齢者が犠牲になるのは忍びない。
街を歩けばナイフで刺され、家に居ると硫化水素が発生して、何もしていなくても地震が起こる。どこで毎日を過ごせばよいのやら・・。
画像は終点、「細倉マインパーク前」に入線する列車。ディーゼル化された後も電化設備は放置されていた。奥の方に鉱石を搬出した頃の貨物側線が見える。「くりでん」の写真は何故かこの1枚しか見当たらない。
昨年の新潟県中越沖地震、能登半島地震に引き続き、近頃毎年のように災害が起こる。
甚大な被害の宮城県栗原市が報道されている。ここは10年前(1998年)に訪問した土地だけに驚きは隠せない。
もちろん「鉄」で、現在は廃止された「くりはら田園鉄道」(2007.3.31廃止)最初で最後の「くりでん」だった。
就職やその後のことを色々考えながらの道のりだったのを思い出す。
仙台から盛岡方向に国道4号を北へ、ほとんど岩手県境に近い場所。仙台のすぐ隣かと思いきや、結構遠かった。東北本線の石越から、鉱山の細倉を結ぶ鉄道。閉山後、「栗原電鉄」改め、第3セクターの「くりはら田園鉄道」となり、設備と電車の老朽化から1995年にディーゼル車化された。
「ササニシキ」の産地。田んぼの中をのんびり走る、まさに過疎の鉄道だった。車内に沿線の子供の絵画が飾ってあったが、乗客はほとんどおらず、しかも「鉄」は我々だけ。恐ろしく運賃が高く、経営の厳しさを伺わせていた。現地に到着したのは夕方前で、一層寂しさを募らせた。
皮肉にも、この鉄道の廃線跡を活用した地域振興のため、同地を訪問されていた鉄道博物館の学芸員の方が今回の地震の土石流に巻き込まれて亡くなっている。
地震大国日本。忘れた頃に災害がやってくる。いつも山間部の高齢者が犠牲になるのは忍びない。
街を歩けばナイフで刺され、家に居ると硫化水素が発生して、何もしていなくても地震が起こる。どこで毎日を過ごせばよいのやら・・。
画像は終点、「細倉マインパーク前」に入線する列車。ディーゼル化された後も電化設備は放置されていた。奥の方に鉱石を搬出した頃の貨物側線が見える。「くりでん」の写真は何故かこの1枚しか見当たらない。