2010.03.02 Tuesday
一日入園
妻です。
今日は娘が春から通う幼稚園の、一日入園の日。
いつも息子を置いてチャリでぶっ飛ばしですが、今日は春からの練習のため、徒歩で登園。
幼い息子をベビーカーに乗せて、初めて行ったひまわり学級(未就園クラス)を思い出しました。
赤ちゃん返りがひどく、近所のコンビニからでも「抱っこ」と離れなかった娘。
オムツも離れておらず、まだ二歳の春。
幼稚園の廊下でコケて、泣いて、私の片腕には息子がいたため、
「もう!早く立ちなさい!」
と叱ってしまいました。
本当は、ギュッと抱き締めてあげたかった気持ちは、お母さんもおんなじだったよ…。
その娘が、二年間の未就園クラスを経て、春から入園。
まず、春から年長となるお兄さんお姉さんと手をつないでもらい、一緒に遊戯室へ行きました。
娘についていくつもりが、あまりの園児の多さに揉まれ、あっと言う間に見失いました。
見付けた時にはお姉さん二人に手を繋がれ、一人でイスに座っていました。
しきりに後ろを振り向き、私を探しているよう…。
何度も大きく手を振りましたが、娘の目には届きませんでした。
会が進むにつれ、次第に娘は振り向かなくなり、楽しそうに手拍子をし、お遊戯に興じていました。
…私。
入園式でもないのにどうして泣いているんだろう…。
いつも「お母さん子」のyくんが、会が終るなり駆け寄って来て、ポロポロと我慢の滴を落としました…。
「お姉ちゃんと行くんだよ。幼稚園。お姉ちゃんと一緒だから。」
信じて行った初めての幼稚園。
年長組の姉と引き離され、号泣した幼児が、今、娘を見守っています。
卒園式。
どうして皆泣いているの?
せんせい。
おかあさん。
分からなかったけれど、「そつえん」とか「にゅうがく」って、涙がでるものなんだな。
でも、「かなしい」だけの涙ではないのかも…。
娘は今、何を思っているのでしょうか。
私もこの涙が「悲しい」のか、「嬉しい」のか、「花粉」なのか、よく分かりません…。