昨夜は仕事絡みの方々と酒席をともにした。この方々はハンパではない。2軒目のスナックでは恐ろしいペースでボトルが空いていた・・。
かくいう私も酔っ払ってしまった。
帰り道、タクシーに乗った。運転手氏曰く、
「お客さん龍野?そういえば私の息子の嫁が妹と一緒に童謡を歌っていてね。全国を回っていまして、去年龍野にも行ったんですよ」
昨年8月9日、たつの市「アクアホール」で童謡訪問コンサートが開催された。「うたのおねえさん」こと田中姉妹のコンサート。
土砂降りの中、家族で出かけた。そういえば、妻とすっかりママ友になった豊岡出身のMさんに初めてお目にかかった日だった。(いまや弊サイトの愛読者らしい)
話を聞いていると、そのコンサートと重なる。もしやと思い、その時に撮った画像を見せると・・
「そうや!この子や!息子の嫁のクミちゃんや!」
いきなり運転手氏はクルマを停めてその嫁さんに電話をかけはじめた。しかもこんな夜中に・・
「ああ、クミちゃん。まだ起きてるか、ワシや。お客さんでな〜龍野のコンサートに来てくれた人が乗ってはるんや」
おもむろに電話を渡された。
「その節は雨の中お越しいただきありがとうございました」
たしかにその声はあのときの本人で、大雨の夕方だったことをしっかり覚えていた。
偶然とはいえ世の中狭いもんだ。運転手氏は自慢の嫁の話題によっぽど気を良くしたのか、名調子だった。
「兄さん何歳?まだ若いな〜。あと10年も経ったらいい顔になるわ。これからや!がんばりや!」
私はよっぽど泥酔しないかぎり、少々酔っ払っていても、身なりを整えてから布団に入りたいタイプなので、帰宅後湯船に入る。
うたの「おねえさん」という表現は・・・等と当日のブログで失礼な事を言ったが、運転手氏曰く、息子の嫁は31歳・2児の母。思いのほか若かった。
でも「おねえさん」という表現は・・。
桜のつぼみも少し固まった冷たい雨の夜更け。