今日は「童謡の祭典」
市内の大ホールへ。
娘は幼稚園から、息子は妻と子育てセンターから参加。
幼稚園児は浴衣で出演。娘はいちばん前の列。元気よく歌う姿に妻も母も涙していた。
集団恐怖症の息子もまた、抱っこされながら泣くこともなく無事出演。
ビデオのズームで覗くと元気な顔がよく見える。お友達のMちゃん、Iちゃん、H君、Y君もみんな…。
いやいや、良い記録ができた。その時…
私の椅子を蹴る音とともに、
「映らへんやんけ!殺すぞコラァ!」
怒鳴り声がした。
後ろに座っていたコワモテ髭の男性。
撮影の邪魔になったようだ。思わず縮み上がって謝った。あな恐ろしや…
終了後、得意の「慇懃無礼」で?気弱にペコペコ頭を下げていたら、さすがにバツが悪くなったのか彼は席を立った。
それにしても怒る理由が「子煩悩」というのは分からんでもないが…。
ん?ということは子供が同じ幼稚園のお父さんか…
帰り道。
「何固まってるの?」
「ああコワかった…こっちが邪魔になったから悪いんやけど」
「面識ないけど△△地区の○○ちゃんのお父さんじゃないの?たしか3人子供がいて上ふたりはだいぶ大きいんじゃないかな。見た目はコワいとか聞いたよ」
「え〜早く教えてよ!あんな恐ろしい人と一緒に行事出るのイヤや…」
まあ3児の父ともなればそれなりの貫禄もあるだろう。
「なんでいつもこんな事だけ弱いのよ…」
「感じ悪かったし顔割れてるかな。今度ワビ入れなあかんかな?」
「お互いを知らないから怒られたんでしょ…」
「平和主義の僕には…昔、仕事でパワハラみたいな事が多々あったからこんなのイヤなんや」
「フフフ。怒る理由が子供のためで微笑ましくていいじゃん」
そして帰宅後。
「やぁ〜!よう頑張ったなぁ!ばあちゃん感動して涙出たわ」
いきなり祖父母からベタ褒めの嵐。元気よく歌が上手い、後ろの席まで聞こえた、才能がある…
すると今度は妻がふてくされる。
「私もこの子抱っこして頑張ったのに。お疲れ様の一言もないの?(`ω´♯)“眠たい子を抱っこして出るのもねぇ”とか言ってたし!」
「・・・」
「私が出演してる間に何か言ってなかった?ねえ、正直に話して!」
「いや、その、後ろから怒られて意気消沈してまして…」
「弱っ(‐o-;)」
「こんなことブログ化してるけどヤバいかな…」
「んも〜まだ気にしてるの(-公-;)」
「だって…。あ、知らなかったことにしてください!皆さん」
両親には少なからず童謡ならぬ動揺が生じた祭典となったようである。
暑い暑い一日はこうして過ぎていった。ちなみにビデオにイスケリ音も収録されています。
ビールでも飲んで打ち上げ。じゃあ昨夜は前夜祭か?