2011.01.16 Sunday
冷え込む朝
今朝は雪化粧。
子供達は朝から雪に喜ぶ。
家を出ることが億劫になる。
昼頃になると雪は解けたが、日陰は危なっかしい。
寒さに震えた一日だった。
ところで、「京阪電車 車両の100年」という豪華な本を頂いた。
歴代京阪電車がイラストで網羅されているという。
昨年開催された京阪電車100周年事業の一環で、美しいイラストは、鉄道イラストの第一人者、片野正巳さんによるもの。
編集は「レイルロード」高間恒雄さん、100周年事業の仕掛人である京阪電気鉄道・藤原進さん。
藤原さんには昨秋の姫路文学館展示にもご協力頂いた。挨拶を交わしたきりで、またお会いする機会に期待している。
美しい細密イラストが溢れる。
私は京阪電車に乗車する機会が少ないものの、本線よりも路面電車の京津線をよく利用した。とりわけ京津線には思い入れが強く、ご存知の方も多いと思うが、その印象をジオラマに再現したこともある。
最初に開いたのは京津線の頁。私がいちばん好きな京阪電車は蹴上の山を越えて三条通を走る、路面電車80型だ。あの「フォ〜ン」という警笛と正月の喧騒が忘れられない。
京阪といえば先輩のEさんを思い出す。東福寺付近に実家があったので、京阪の話題で盛り上がったものだ。
彼は今は筑波に住んでいる。Eさんによく遊んでもらった6年間。この方抜きに18〜20代前半は語れない。
1989年(平成元年)に登場した特急8000系の復刻版パンフレットも特別に付いていた。やっぱり京阪といえばこの色。
モデルの女性が当時を物語る。「おけいはん」とは隔世の感がする。
80年代、18時台の関西ローカル。テレビニュースの合間、「京阪電車インフォメーション」だったか、沿線のイベントや観光を紹介するコーナーがあった。今はなき「ひらかたパーク」とか。
番組は複々線区間ですれ違う京阪電車の映像で始まるというものだった。
覚えている方はいらっしゃるだろうか・・。
自宅からは馴染みの薄い京阪電車。不思議な華やかさを感じる。
首都圏でいえば京王電鉄みたいな感覚だろうか。