Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
「つばさ」を拡げて
何気なく見つけた「Bトレインショーティー」キハ181系
お、可愛くてカッコイイじゃんと思いきや・・

なんとEF71補機付(!)



う〜ん・・昨年の「荷物列車」に引き続き、琴線に触れる商品展開に負けてしまった。

さて、実物のキハ181系は1968年に誕生、上野〜秋田を結ぶ特急「つばさ」には1970年に投入された。1975年に奥羽本線の山形以北が電化されるまで、「つばさ」は同系列で運行された。
山岳路線で使用できるように大出力エンジンを搭載したキハ181系。水平対向12気筒500馬力。水平対向はポルシェと同じ。ちなみに妻の車は「ポルテ」だが、滑舌が幼い息子がポルシェと言ったため皆を驚かせた。

話が脱線した。パワフルなキハ181系でも福島〜米沢に立ちはだかる板谷峠は手ごわかった。
連続勾配33‰、最大38‰区間もある。
例えれば明石海峡大橋付近でJRとクロスする山陽電鉄の勾配が近似値か。
奥羽山脈を越えるための急坂が、重量列車が行きかう国鉄の本線に存在していた。

当初は自力で板谷峠を越えていたキハ181系つばさ。上野〜福島間で東北本線を全力疾走した後、峠にアタックした。しかも長距離運用で酷使されていたこともあり、エンジントラブルが多発。後に電気機関車EF71の助けを借りるようになったという。
何せ空冷式エンジンなので速く走らないと冷えない。

今ではその線路を山形新幹線「つばさ」が軽やかに駆け抜ける。カーブが連続するため、70km/h程度しか出ないが。

在来線直通のミニ新幹線として誕生した山形新幹線も7月で開業20周年。記念に山形新幹線の運賃が半額になるらしい。
今頃、板谷峠は緑の美しい季節だろう。
ちなみに私が板谷峠を通過したのは山形新幹線になってから。

各地の非電化山岳路線で活躍したキハ181系は、2010年秋「はまかぜ」を最後に引退した。
そういえば「はまかぜ」も大阪〜姫路間で高速走行、播但線では生野峠に挑んでいたが、「つばさ」時代ほどハードではなかったのかも。

このBトレセットには「はまかぜ」のシールも収録されているのでそのうち出るのかも。
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